寒い冬に大活躍のストーブですが、灯油がこぼれたり、灯油で手が汚れたり、そもそも給油すること自体が面倒ですよね。
しかも灯油タンクは玄関やベランダに置いてあるので、寒い場所での作業なので余計に面倒…
この記事では、寒い中での作業時間を減らして楽に給油ができる電動給油ポンプをご紹介します。
自動で止まるセンサー付きの電動給油ポンプがおすすめ!
灯油のポリタンクからストーブやファンヒーターの灯油タンクに給油する時に、白と赤の給油ポンプを使っている方も多いと思います。
「醤油ちゅるちゅる」でネット検索すると出てくるやつです(笑)
給油するという目的は十分に果たせるのですが、灯油があふれないようにタイミングを見て止める必要があったり、ホースに付いた灯油で手が汚れることもありますよね。
そんな面倒を解決してくれるのが、給油を自動停止する機能が付いた給油ポンプです。
取り付け簡単!ポリタンクのキャップを外して給油ポンプを付けるだけ
給油ポンプは灯油のポリタンクに取り付けて使います。
ポリタンクの大きさや色、デザインは様々ですが、一般的には2ヶ所にキャップが付いているものが多いですよね。
このキャップを1つ外して、給油ポンプを取り付けます。
片方がキャップで、もう片方がノズルになっている場合は、ノズルを外して給油ポンプを取り付けます。
取付方法は商品によって違いますが、決して難しいものではありません。
取扱説明書をきちんと読んで取り付けましょう。
なんとなく「こんな感じかな?」と思って取り付けたら、給油の時に灯油が漏れてしまいました。
取扱説明書を良く読んだら取り付ける向きが間違っていたのです。
こんな失敗のないように、取扱説明書はしっかり確認しましょう!
使い方も簡単!しかも目を離しても大丈夫!
正しく取り付けができたら、給油ポンプに乾電池をセットします。
乾電池の種類や必要数は商品によって違うので、取扱説明書を確認してください。
乾電池をセットしたら、給油ノズルを灯油タンクに差し込んでスイッチを入れて待つだけ。
ノズルの先に付いたセンサーが給油量を検知して自動で止まります。
電動給油ポンプのメリットは、なんといっても「あふれる前に自動停止する」という点です。
給油中に目を離しても大丈夫なので、給油している間に他の作業を済ませるなど時間を有効に使えます。
あふれないように見張っている必要がないので、給油している間にゴミ出しとか、給油している間にちょっとお手洗いに…なんてことができます。
また手動のポンプと違って、その都度ポンプを外す必要がないので灯油で手が汚れることもありません。
ポリタンクのキャップを緩めて給油スピードUP!
電動給油ポンプで給油する時は、ポンプを取り付けた側と反対側にあるポリタンクのキャップを緩めましょう。
キャップを閉めたままで給油すると、給油スピードが遅くなってしまうからです。
完全に外しても良いですし、半分くらい緩めるだけでも大丈夫です。
これはポリタンク内の気圧が関係していて、キャップを完全に閉めたまま給油すると減った灯油の量だけポリタンク内の気圧が減ります。
気圧が減るとポリタンクから灯油が出にくくなってしまいます。
ポリタンクのキャップを緩めておけば、灯油が減った分だけポリタンク内に空気が入って気圧が下がらなくなるので、給油スピードが遅くなることはありません。
なんて書きながら、上手く表現できてないなぁ…と思うので、ここは「醤油さし」を思い出してください。
醤油さしは2か所に穴が開いていますよね?
醤油を1滴、2滴と少しずつ垂らしたい時に、注ぎ口と反対の穴を塞いでポタポタと垂らしたことはありませんか?
空気が入る穴を塞ぐと醤油が出にくくなるのと同じ原理が働いているからなんです。
空気が入らないと容器内は出て行った液体の体積に応じて気圧が減り、逆に液の流出(液が出ないように引っ張っている)を邪魔します。
引用元 : なぜ醤油さしは孔が二つないと注げない(注ぎ難い?)のですか? -空気- 物理学 | 教えて!goo
醤油差しは少量注ぐ機会が多いので大きな穴は使いにくい訳で、空気の取り入れ口としてもう1つ穴を開けています。
この原理を利用するためにキャップを緩めることで、給油効率が下がらずに済みます。
給油が終わったら忘れずにキャップを閉めてくださいね。
電動給油ポンプのデメリットは?
とても便利な電動給油ポンプですが、デメリットもあります。
私が感じたデメリットは下記の3点です。
- 乾電池を用意する必要がある
- 電池残量が減ると給油に時間がかかる
- シーズンオフも乾電池を入れたままにしておくと液漏れすることがある
1.乾電池を用意する必要がある
電動給油ポンプは「電動」と付くだけに乾電池が必要なので、その分の費用がかかります。
ですが、私の経験では新品の乾電池を1シーズンで使い切ったことはありません。
そのため乾電池の費用負担はそれほど大きくないでしょう。
2.電池残量が減ると給油に時間がかかる
また乾電池の残量が少なくなってくると、灯油を吸い上げる力が弱くなってきます。
灯油を吸い上げる力が下がると給油スピードも下がるので、使っているうちに給油に時間がかかるようになります。
新しい乾電池に交換すれば給油スピードは復活するので、気になる場合は早めに交換してください。
3.シーズンオフも乾電池を入れたままにしておくと液漏れすることがある
乾電池を入れたままオフシーズンを過ごし、次のシーズンに使おうと思ったら乾電池が液漏れしていて使えなかったことがありました。
液漏れによる汚れをきれいに拭き取ることで復活する場合もあるかもしれませんが、完全に使えなくなってしまう可能性もあります。
また乾電池から漏れた液体が皮膚に直接触れると化学火傷が起こるなど、乾電池の液漏れは危険です。
シーズン中は入れたままで良いですが、シーズンが終わったら乾電池は取り出しておきましょう。
まとめ
この記事では石油ストーブや石油ファンヒーターの給油を楽にする「電動給油ポンプ」をご紹介しました。
地味に面倒な給油作業ですが、電動給油ポンプを使うことで手を汚さずに給油できるだけでなく、給油中の時間を有効に使うこともできます。
手動で給油することが面倒だと感じている方は、デメリットも考えた上で電動給油ポンプの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。